アンリ・ベルクソンの名言
[1859.10.18 - 1941.1.4]
フランスの哲学者。抽象的な合理主義や科学より、即時の経験と直感のプロセスがより重要とした。ノーベル文学賞受賞。著作は『時間と自由』『物質と記憶』『笑い』『創造的進化』『精神のエネルギー』『持続と同時性』『道徳と宗教の二つの源泉』 『思考と動き』等。
I would say act like a man of thought and think like a man of action.
考える者のように行い、行う者のように考えよと私は思うのだ。
Present contains nothing more than the past, and what is found in the effect was already in the cause.
現在は過去以上の何をも含まず、結果の中に見いだされるものはすでに原因の中にあったのである。
The pure present is an ungraspable advance of the past devouring the future. In truth, all sensation is already memory.
純粋な現在というのは、未来を貪り行く過去の把握不能な前進である。実のところ、あらゆる知覚はすでにして記憶なのである。
To exist is to change, to change is to mature, to mature is to go on creating oneself endlessly.
存在することは変化することであり、変化することは成熟することであり、成熟することは自らを止め処なく創り出し続けることである。
Laughter is the corrective force which prevents us from becoming cranks.
笑いというのは、我々が偏屈になることを防いでくれる矯正力である。
What philosophy has lacked most of all is precision.
哲学にもっとも欠けているのは、正確さだ。
Disorder is simply the order we are not looking for.
無秩序とは単に、我々が望んでいない秩序にすぎないものだ。
The eye sees only what the mind is prepared to comprehend.
目というのは、心が理解する準備ができているものだけを見るものだ。
We seize, in the act of perception, something which outruns perception itself.
我々は知覚の行為において、知覚そのものを超越する何かを捕らえるのである。
Darwin's theory of evolution pointed to the conclusion that flux (or becoming), not being, is the essence of reality.
ダーウィンの進化論は、存在ではなく流動(あるいは適応)が実在の本質であるという結論を示したのである。
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